上司の甘い復讐
会議室で何をされていたのか思い出すと、身体がぼっと熱くなる。
翔太さんの触れた部分がまた熱を持つ。
山村君には申し訳ないが、本当のことは絶対に言えない。
会議室で、翔太さんにとろかされていた、だなんて。
それなのに、
「そうだ。大倉にお仕置きしてきた」
翔太さんは面倒そうに山形君に言う。
それにしてもお仕置きだなんて、いやらしい言い方だ。
それでも山形君は何も気付かないのだろう、すみませんと何度も頭を下げて去っていった。
そんな山形君にほっとしつつも、また翔太さんのことを考えてしまう私。
翔太さんは酷い、あの状態で終わらせるなんて。
私の身体を、少しずつ翔太さんのものにしていくんだから。
だってもう、私の身体は翔太さんのことばかり考えている。
お仕置きだと言って、めちゃくちゃに抱いて欲しい。