上司の甘い復讐
花火大会は、危険がいっぱいだ
待ちに待った週末。
そう、今日は花火大会の日だ。
私は必死に浴衣を着て、髪をアップにした。
もちろん着付けなんて出来なくて、何度も何度も浴衣を着直した。
何度着ても私の浴衣はセクシーな衣装みたいになってしまったが、奇跡的になんとか見ることの出来る姿に落ち着いた。
そして時計を見ると集合時間間近で、
「お、遅れる!!」
慌てて家を飛び出した。
ドタバタな花火大会の始まりだ。
そして、この浴衣姿を翔太さんに見せられたら良かったのに、なんて思ったりもした。