上司の甘い復讐



思わず山村君を見ると……彼は自分の失態のせいでしょんぼりしている訳でもなく、私を見て頬を染めたのだ。


「大倉さん、花火大会の日はありがとうございました!」


「う、うん……」


思わず頷いた私に、彼はびっくりする言葉を告げたのだ。


「まさか、大倉さんが僕のことを好きだと思ってもいませんでした。

……いや、そうかなと思っていました。

これから彼氏彼女としてよろしくお願いします」


その仰天告白に、


「……っ、はぁぁぁぁあ!!?」


大声を出していた。



どうしてそうなるの?

どうなってるの!?

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