上司の甘い復讐


「でも、翔太さんと一緒に住むと、毎日迫られそう」


照れ隠しに言うと、彼は少し頬を染めた。


「瑞希が嫌だったらやらないよ」



嫌なんかじゃない。

翔太さんに触れられた時、愛されているのがよく分かった。

世界で一番幸せだと思った。

この幸せが続けばいいと思った。

私はもっと、翔太さんに触れたい。



「不安だから、安心させて?」


私の言葉を聞いて、翔太さんはまた頬を染めて笑った。



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