上司の甘い復讐



「ごっ、ごめんなさい!」


動揺する私のもとに跪き、顔を見上げるハゲ崎。

その整った顔と優しげな瞳に、私はもうノックダウンされてしまいそう。



「ドジだな、ミキさんは」


甘くて低い落ち着いた声。

その声を聞くと、さらに胸がきゅんという。

私はどうやら、ハゲ崎の呪いにかかったらしい。

ハゲ崎の妖術によって、身体と心が悲鳴を上げている。


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