上司の甘い復讐



私の投げた枕は翔太さんの顔に当たればいいものの、奴は軽々キャッチしてしまう。

それでさらに怒りが増す。

そしてブチ切れた私の口は、止まらなくなったのだ。



「私が山村君といちゃつく!?

私は必死で山村君をやり過ごそうとしていたのに!

それに、翔太さんだって、麻理子さんといちゃついていたじゃん!!」


「は?イチャつく!?」


その馬鹿にした様子が、さらに私を苛立たせる。


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