上司の甘い復讐
声が裏返っていた。
ま、まさかのまさか、ハゲ崎は変態だったのか!!ということは置いておいて……
ハゲ崎が私を好き!?
何それ、ハゲ崎が冗談を言っているとしか思えない。
私は日々ハゲ崎に罵られ、苦しめられてきた。
ハゲ崎ハゲろと毎日思っていた。
ハゲ崎は面白そうに笑って頷いた。
「彼女は結婚するだろうし、俺なんて脈無しだろうと普通に接していたんだけど……
あ、でも今はミキちゃんが好きなんだよ?」
もう、やめて。
ハゲ崎はわざと言っているのだろうか。
もしかして私が大倉瑞希だと知っているのだろうか
。私だって……ハゲ崎を好きになっちゃうじゃん。