完全無欠の超モテ生徒会長に、ナイショで溺愛されています。
机をくっつけることになったのはいいけど。
「あ、あの……ちょっと近くないですか……っ!」
「そうかな。俺目が悪くてね」
会長がこれでもかってくらい近づいてくるのです。
お互いの肩がピタッと触れるくらい。
それに、ちょっと横を向いたらすごく近くに会長の顔があって。
「更科さん」
「な、なんで……しょうか」
話しかけられても、前を向いたまま答えると。
「どうして俺のほう見てくれないのかな」
「か、会長が近いから……です」
わたしが横を向いてしまえば、簡単に会長との距離がゼロになっちゃいそうな。
それくらい会長がわたしに近づいてるから。