完全無欠の超モテ生徒会長に、ナイショで溺愛されています。



会長はいつもそう。

こうやって触れるとき、わたしのことを気にしてくれる。


強引に迫ってきたりしないし、わたしが嫌って言ったらぜったい止まってくれると思う。

わたしもほんとに嫌だったら、もっと拒否してるはずなのに。


「もっと触ってもいい?」

「っ……」


恥ずかしい気持ちはあるけど、触れられるのが嫌とかではなくて。

控えめにコクッとうなずくと。


「……百葉ちゃんそれ無自覚なの?」

「ふへ……?」


「可愛すぎて俺の心臓もう大変」


危険な笑みを浮かべたまま。

わたしの制服のリボンに指をかけた。


「えっ、あ……リボン……」

「邪魔だからほどいちゃった」

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