完全無欠の超モテ生徒会長に、ナイショで溺愛されています。
「転んだの痛かったね。えっと、お姉ちゃん絆創膏持ってるから、ケガの手当てしようね」
ティッシュで軽く傷口を拭いて、応急処置で絆創膏を貼ってあげた。
「他に痛いところはある?」
「ううん……大丈夫」
ちょっとずつ涙も止まってよかった。
でも、このままひとりだと不安だよね。
お友達も先に学校に行っちゃったみたいだし。
「じゃあ、お姉ちゃんと一緒に学校行こっか!」
「え……いいの?」
「うんっ。ちゃんと学校まで送り届けるから安心してね!」
「お姉ちゃんは学校いいの……?」
「ぜ、全然大丈夫だよ! わたしのことは心配しないで!」
ちらっと時計を見ると、始業のチャイムが鳴るまであと5分。