完全無欠の超モテ生徒会長に、ナイショで溺愛されています。
「別に怒ってないよ。ただ、あんまり更科さんに引っ付いてると、そのうち怒っちゃうかもね」
「えー、どうしてですかっ? はっ、もしかして……わたしに百葉先輩を取られちゃうのやだとか!?」
「……さあ。どうだろうね」
ま、またそんな誤解を招きそうな言い方……。
花森さんは、さっきより瞳をキラキラさせて。
「えー!! なんですか、今の意味ありげな感じ!」
「……小鞠、お前うるさいぞ。太陽に負けないくらい暑苦しいのどうにかしろよ」
「もうっ、志那くんは黙ってて!!」
こんな感じで4人で作業をして、ようやく最後に全体に水をまいて終了……のはずだったんだけど。