完全無欠の超モテ生徒会長に、ナイショで溺愛されています。
「あの場に壱瀬くんもいたけど」
「い、壱瀬くんは後輩ですし……」
「そんなの関係ないでしょ。彼だって男だよ」
会長の顔がゆっくり近づいてきて……おでこがコツンとぶつかった。
「百葉ちゃんが無防備な姿見せていいのは俺だけ。ちゃんと覚えておいて」
「っ……」
ちょっと不満そうで、さっきよりもムッとしてて。
会長がこんな顔するの珍しい。
それに……最近わたしの心臓がちょっとおかしい。
会長のそばにいると、鼓動がトクトク速くなる。
この感じなんだろう……?