完全無欠の超モテ生徒会長に、ナイショで溺愛されています。
会長とデート、不意打ちのキス。
ただいま絶賛夏休み中の8月。
今日は生徒会の集まりがある日。
夏休み中も、生徒会の集まりがあって何度か学校には来ていた。
「はぁぁぁ……本来ならわたしたちも夏休みなのに!! どうして生徒会の集まりはあるのぉ……!」
「仕方ないだろ。仕事があるなら、それを終わらせて帰ればいいだけの話だしな」
「志那くんは真面目だね」
「小鞠が不真面目なんだろうが」
「むぅ、仕事はきちんと終わらせてるもんねっ! ですよねー、百葉先輩っ!」
「へ……あっ、うん。花森さんは、いつも仕事が早くて助かってるよ」
「ほら~、百葉先輩もこう言ってるし!」
「更科先輩、こいつに気使わなくていいですよ。ってか、ほめるとすぐ調子乗るんで」
「志那くんは、ふた言くらい余計なんだよぉ!」
花森さんと壱瀬くんは、変わらず仲良しだなぁ。
幼なじみの距離感って、なんだか楽しそう。