完全無欠の超モテ生徒会長に、ナイショで溺愛されています。
「デートしてくれるよね?」
「…………」
「今すぐ百葉ちゃんのこと押し倒しちゃおうかな」
「し、します……」
そんなわたしが嫌がることはしないと思うけど。
でも断ったら大変なことになりそう。
「楽しみだね、百葉ちゃんの私服」
「過度な期待はよくないです」
こうして日曜日、会長とデートが決まりました。
* * *
日曜日の前日の夜。
いちおう明日って約束だけど、会長からは何も連絡なし。
場所も集合時間も何も決まってない。
もしかして、明日のこと忘れてるとか?
会長忙しいだろうし、その可能性高いかも……!
「うんっ、これは忘れてるに違いない!」
そうなったら、明日の準備は何もしなくていいし!
よしっ、今日はこのまま寝ちゃおう。
この日は何も準備をせずに、早めに眠りについた。