完全無欠の超モテ生徒会長に、ナイショで溺愛されています。
あとはリップを軽く塗るくらい。
「お、お待たせしました」
猛スピードで支度を終えてリビングへ。
「可愛い……すごく可愛いね」
「っ!?」
「あらっ、やだ~。百葉よかったじゃない!」
お母さんの前だっていうのに、会長はアクセル全開。
こ、このままだとまずい……!
「か、会長! 早く行きましょう!」
「あぁ、そんなに早く俺とふたりになりたいの? 百葉ちゃん可愛いなぁ」
会長の背中を押して、なんとか家を脱出。