完全無欠の超モテ生徒会長に、ナイショで溺愛されています。
熱に浮かされて甘えてくる会長。
長かった夏休みが明けた9月。
神楽くんとはデートをしてから、夏休みは一度も顔を合わせることはなく。
今日久しぶりに会うことになるわけで。
「ど、どどどうしよう……。いったいどんな顔して会ったら……」
わたしは今、洗面台の前で頭を抱えております。
そ、そもそも神楽くんはどうしてキスなんか……。
夏休み中、考えるのはこのことばかり。
神楽くんにキスされてから数日……ずっと唇にやわらかい感触が残ったまま。
忘れようとしても、ずっと残ってるから何度も思い出してしまうわけで。
「うぅぅ……早く忘れなきゃなのに……っ」