完全無欠の超モテ生徒会長に、ナイショで溺愛されています。



でも、いつもわたしより早く来てることがほとんどだし。

「もしかして、更科ちゃん気づいちゃった?」

「え?」


「今日さ、昊芭休みなんだよねー」

な、なんと……。

ものすごいタイミング……。


「なんか体調崩しちゃったみたいでさ」


「そ、そうなんですね。えっと、大丈夫なんでしょうか」


「んー、どうかな。アイツさ、昔から自分の体調の変化に気づくの苦手なんだよねー。気づいたときにはパタッと倒れてるパターンが多くてさ」


そ、それって結構まずいんじゃ。


「それに、昊芭いまひとり暮らしなんだよねー」


「え、そうなんですか」

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