完全無欠の超モテ生徒会長に、ナイショで溺愛されています。



……と思ったら。


「……え。なんで百葉ちゃんがここにいるの?」


「あっ、お久しぶり……です」

玄関の扉が開いて、寝起きの神楽くんが出てきた。


グレーのシンプルな部屋着に、普段とは違ってメガネをしてる。


「まって……この状況どういうこと?」


「雪峰くんからのメッセージ見てないですか?」


「さっきまで寝てたから見てないよ」


「えっと、神楽くんがお休みしてるのが心配で。雪峰くんの代わりに、わたしがお見舞いに来た感じ……です」


すると、神楽くんは深くため息をつきながら。


おまけに頭も抱えてしまって。

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