完全無欠の超モテ生徒会長に、ナイショで溺愛されています。



「男の部屋にひとりで来るなんてさ……百葉ちゃん危機感なさすぎるよ」

「え? やっぱり迷惑でしたか?」


「いや、そうじゃなくて。俺いま風邪ひいてるのわかってる?」

「はい。心配なのでお見舞いに来ました」


「はぁ……俺いまあんま余裕ないのに」


なんだかちょっと呆れ気味……?

あっ、それか体調が悪くて起きてるのがつらいのかな。


「えっと、とりあえずベッドに戻りましょう」


「はぁぁ……。それ俺以外の男の前で言っちゃダメだよ」

「どうしてですか?」


「勘違いするやつぜったいいるから」

「……?」


「百葉ちゃん約束ね……俺のこと煽ったりしないって」

< 180 / 211 >

この作品をシェア

pagetop