完全無欠の超モテ生徒会長に、ナイショで溺愛されています。
時折、神楽くんのほうを見ると、こっちを見てたり。
すると、神楽くんが立ち上がってキッチンにやってきた。
「ねぇ、百葉ちゃん」
「ひゃっ……いきなりなんですかっ」
後ろからガバッと抱きつかれてびっくり。
「んー……身体しんどいなぁ」
「っ、それならベッドで寝ててください……!」
耳元にかかる神楽くんの息が、くすぐったくて熱い。
あまり過剰に反応しないように。
自分の中でなんとか平常心を保とうとしても。
「あ、あのっ、神楽くん……っ。そんなにくっつかれると身動きがとれません……!」