完全無欠の超モテ生徒会長に、ナイショで溺愛されています。
いつも生徒会室の鍵を開けるのはわたしなんだけれど。
どうやら今日は、わたしより先に来てる子がいるみたい。
花森さんと壱瀬くんかな。
ガチャッと扉を開けると。
「あ、百葉ちゃん。お疲れさま」
「っ! か、神楽くん……! お、お疲れさまです」
なんと予想外の神楽くんがいてびっくり。
ふ、普通に自然にしないと……!
今はふたりっきりだけど、もうすぐ花森さんと壱瀬くんも来るだろうし。
「そういえば、今日ふたりは来ないからね」
「え、え?」
「先生に呼び出されちゃったんだって。だから今日は俺と百葉ちゃんふたりだけだね」
「っ……!!」