完全無欠の超モテ生徒会長に、ナイショで溺愛されています。



うぅ……まさかのいきなりふたりっきり……。


これはまったく想定してない……。

で、でもさすがにここ生徒会室だし。

神楽くんも何かしてくるなんてことあるわけ――。


「神楽くん……っ! 邪魔するなら帰ってください……!」

「ん? 百葉ちゃんを困らせるのが楽しくてね」


「なっ……ぅ」

「ほら俺のことはいいから作業続けて?」


どうやら、わたしの考えは甘かったようで。


神楽くんから資料の作成を頼まれたので、作業をしようとしたら。


なぜか自分の机ではなくて、ソファのほうでやるように指示されて。


何も疑うことなく、作業しようとすれば。

< 203 / 211 >

この作品をシェア

pagetop