完全無欠の超モテ生徒会長に、ナイショで溺愛されています。
うぅ……まさかのいきなりふたりっきり……。
これはまったく想定してない……。
で、でもさすがにここ生徒会室だし。
神楽くんも何かしてくるなんてことあるわけ――。
「神楽くん……っ! 邪魔するなら帰ってください……!」
「ん? 百葉ちゃんを困らせるのが楽しくてね」
「なっ……ぅ」
「ほら俺のことはいいから作業続けて?」
どうやら、わたしの考えは甘かったようで。
神楽くんから資料の作成を頼まれたので、作業をしようとしたら。
なぜか自分の机ではなくて、ソファのほうでやるように指示されて。
何も疑うことなく、作業しようとすれば。