完全無欠の超モテ生徒会長に、ナイショで溺愛されています。
わたしの頬に触れながら、指先はゆっくり唇をなぞって。
「俺ね……好きな子は特別に甘やかしたくて、愛したくて仕方ないんだ」
「は、はぁ……」
「だから、自分のそばにいてほしいし、離すつもりもないからね」
さっきから会長は何を言ってるんだろう?
なんでわたしにこんなこと話すのかな。
頭の中がはてなマークでいっぱい。
「今はまだ何もわからないかもしれないけど。俺はこれから遠慮しないよ」
「……?」
「更科さんが嫌がることはしない。ただ、少しずつでいいから、俺だけを特別にしてほしいなぁって」
「特別……」