完全無欠の超モテ生徒会長に、ナイショで溺愛されています。
「うん……ちゃんと止まってくれた。でも、なんとなくいつもの会長と違って気まずく感じちゃう……」
「まあ、クラスは同じだし生徒会のメンバーだし。関わりを絶つことはほぼ無理よね」
塔子ちゃんの言う通り。
どう頑張っても避けるのは不可能……。
「うぅ……なんかとんでもない人と秘密の交換しちゃったよぉ……」
「まあ、いいチャンスじゃない? いつまでも男嫌いじゃ彼氏できないわよ?」
「彼氏いらない……」
「何言ってるの。百葉あなた可愛いんだから。素顔隠してるのがもったいないくらいなのに」
高校生活も残りあと1年。
平穏に過ごせるはずだったのに。
どうやら、そう簡単にはいきそうにありません。