完全無欠の超モテ生徒会長に、ナイショで溺愛されています。



「やっとふたりっきりになれたね」

「え、あ……、え?」


扉にピタッと背中がくっついて。

両手はなぜか会長につながれて。


目の前の視界に映るのは、とっても愉しそうに笑ってる会長の顔。


「手伝ってあげたお礼……ちょうだい」

「お、お礼って……?」


「もうね、俺ずっと更科さんとふたりっきりになりたくて」


や、やっぱり会長がいつもと違うような。


そもそも、わたしとふたりっきりになりたいってどういうこと?


はっ……もしかして、わたしが会長の秘密をばらすのを心配してる……?


「か、会長が愛情深い人だっていう秘密は、誰にも言わないです!」

「俺が愛情深い?」


「えっ、だって昨日そのことを秘密にしてほしいって」

会長はなぜかキョトンとしてる。

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