完全無欠の超モテ生徒会長に、ナイショで溺愛されています。
あれ、わたし何か変なこと言ったかな……!?
「ははっ、そっかそっか。まあ、たしかに間違ってはないけど、ただし好きな子限定かな」
「っ……! あ、あのっ、少し近い……です」
わたしの髪にそっと触れながら、真っすぐ見てくる。
距離が近いのは変わらない。
「少しだけダメ? 更科さんがほんとに嫌ならしない」
「っ……」
胸のあたりがくすぐられるような変な感覚。
それに、会長のお願いの仕方もずるい。
ダメって強く言えない。
「ちょっとだけ……」
「ん?」
「ちょっとならいい……です」
控えめに会長を見ると、すごくうれしそうに笑ってて。