完全無欠の超モテ生徒会長に、ナイショで溺愛されています。



慣れないことにいろいろ限界で、瞳がうるうるしてきちゃう。

「百葉ちゃん……可愛い」

「やっ、名前……っ」


「名前がどうしたの?」

「呼ばないで、ください……っ」


耳元でささやかれるのもダメだけど。


下の名前で呼ばれるの、慣れてなくて身体が変にゾクゾクしちゃう……。


「百葉ちゃん」

「やぁ……っ」


「下の名前で呼ばれるのも弱いんだ?」

甘くて低い声が耳元に落ちて。

「ふぇ……っ?」

「その声、俺のこと煽ってるの気づいてる?」


あっ……どうしよう。

会長の瞳が、いつもより余裕なさそう……っ。

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