完全無欠の超モテ生徒会長に、ナイショで溺愛されています。
となると、今からでも残って準備しないと間に合わないんじゃ……。
1部で15枚プリントして綴じてあるから……。
それをまたぜんぶ印刷して、30部綴じなきゃいけないなんて。
時計の針は、すでに夕方の6時過ぎを指してる。
これはわたしのミスだから、花森さんや壱瀬くんを頼るわけにはいかないし。
かといって、これを今からひとりでやるのは……。
うぅ……どうしよう。
「百葉先輩? どうかしましたっ?」
「え、あっ……ううん。少しボーッとしてて」