完全無欠の超モテ生徒会長に、ナイショで溺愛されています。
「百葉先輩はまだ帰らないですか? もし百葉先輩のほうで何か仕事残ってるなら、わたしと志那くんで手伝いますよ!」
花森さんも壱瀬くんも、とてもいい子だから。
わたしがミスしたって言ったら、一緒に残って手伝ってくれると思う。
でも……。
「えっと、もう少しだけ残ろうかなと思ってて。あっ、でもすぐに終わるから。ふたりともそれぞれ仕事終わらせてるし、先に帰ってもらって大丈夫だよ」
「そうですかー! あまり無理しちゃダメですよっ?」
「も、もちろん。それじゃあ、花森さんも壱瀬くんもお疲れさま」
せっかく気を使ってくれたのに。