完全無欠の超モテ生徒会長に、ナイショで溺愛されています。
やっぱりふたりを頼るのが申し訳なくて……。
くよくよしても仕方ない。
わたしのミスなんだから。
会長はいつも通り、まだ残ってるし。
なんとしても会長より早く終わらせないと――って頑張ってみたものの。
「百葉ちゃんはまだ帰らないの?」
もちろん、終わるわけもなく。
わたしがいつまでも帰らないのを不自然に思ったのか、会長が声をかけてきた。
「えっと……あと少しで帰ります!」
「へぇ、具体的にどれくらい?」
ギクッ……。
どうして今日に限って、そんな細かく聞いてくるの……。