完全無欠の超モテ生徒会長に、ナイショで溺愛されています。
理解したつもりになってるのに気づけるから、自分のためにもなる。
「ってかさ、更科ちゃんって髪めっちゃきれいだよね!」
「へ?」
「ほら、なんか艶っぽいっていうの? きれいな黒髪だなーって!」
雪峰くんの指先が、わたしの毛先に軽く触れて。
指でクルクル巻いて遊んでる。
「メガネも外せばいいのにー。髪とかもさ、ポニーテールにしてみるとかどう!」
「うぇ……あ、えぇっと」
ど、どどどうしよう。
何気に雪峰くん顔近いし、メガネ取られちゃいそう。