完全無欠の超モテ生徒会長に、ナイショで溺愛されています。
「でもそれだと決まらないよね~。みんな神楽くんの近くがいいって言うし」
女の子みんな譲れないのか、バチバチの雰囲気のまま。
またしても話が進まないかと思いきや。
「俺はクジ引きに賛成かな。このままだと時間が押して、席替え自体がなくなるかもしれないよ?」
会長のひと声というのは、かなり強力なパワーを持ってるようで。
あんなにクジ引き反対派の子が多かったのに、みんなころっと賛成派に。
「それじゃあ、クジは俺が作るから。順番に引いていくことにしようか」
恐るべし会長のひと声……。
塔子ちゃんも、これにはびっくりしたようで。