零愛ー俺が必ずこの子を守る​ー
スプーンを渡すと
ももき、って書いてあるな。って言って
嬉しそうに食べてくれた。

「すげぇうまい。ありがとな?」

目を細めてニコッ、と笑う桃季に
つい胸が高鳴る。

「芹奈は食べないのか?」

「ダイエット中だからいいのー!」

「そうか」

完食してくれた桃季をチラリ、と見ると
「ん?」と首を傾げて私を見ていた。

「なっ、なんでもない!あ!私部屋で宿題する!」

それだけ言って部屋に駆け込む。

扉を閉めるなりベッドにダイブして天井を見上げた。

そして両手で顔を覆って目を細める。

なんか…。

なんかさ​───────​───​─……




















桃季、めちゃくちゃかっこよくない ! ?
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