零愛ー俺が必ずこの子を守る​ー
【芹奈side】

ーーぐぅー…

お腹空いたんだけどー。

桃季遅いー。

もう18時だよー。

「あ」

いい事を思い付いて私はキッチンに立った。

久しぶりにオムライス作ってあげようかな!と思ったのだ。

前作ってあげた時うまい、って言ってたし!

たまには料理しよー。

「……」

って思ったけど、
どこに何があるのか全然分かんないよー。。

オムライス作りは早くも諦めてソファに寝っ転がる。

っていうか……。

シーン、とする部屋の中、私はふと考えた。

私達、ってもう…

そういう事だよ、ね……?

正式に言葉にはしてないけど、
彼氏彼女って事でいいんだよね!?

だって……そういうこと…………した、し?

えぇー…なんか、
そういう事考えると照れるー……。

1人赤面してクッションを抱えていたその時だった。

ーーガチャ……

あ、桃季帰ってきた!

ちょうど玄関が開く音が聞こえて立ち上がった。

なんかこうして桃季の帰り待ちわびてるのも
旦那さんの帰り待つ奥さんみたい!

えぇー…なんか照れるー……。
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