零愛ー俺が必ずこの子を守る​ー
ーー((”‬お亡くなりになりました‪”‬​))

ーーキ​ィィィィィィィィィィィン…!!!

その時だった。頭に激痛が走り、一瞬にして顔が歪む。

「あ‪”‬ぁ……ぁ!、っ……いっ…ぁ‪……”‬、」

髪の毛が抜けちゃうんじゃないかってぐらいに頭を強く抑えたけど痛みは収まってくれなくて、ひどくなるばっかりだった。

「う‪”‬……ぁ‪”‬ぁ…‪”っ!、ぃっ…‪”……あ‪”ぅ‪……”‬、……っ、、、!!!!!」

い‪”‬っ…っ、たい…っ、、

頭が……っ、、割れちゃいそうだよー…ぉ。

ももきぃ……。たすけ───────…

「芹奈っ!?どうした!?」

その時。
すぐそばで桃季の声が聞こえた気がした。

ももき……っ?そこにいるの……っ?

そこにいるなら謝らなきゃ…、謝らなきゃ…っ

ほんとにどっか行っちゃ……う…っ。

痛みを堪えながら謝ろうと必死に口をパクパクとさせた。

「ご……っ、あ‪”‬ぁ……っ、、、!ご…、ご……め……‪”‬、、…な…っ、‪”‬、、さ……っ、、‪”‬、……っ‪”‬、、ぅ‪”‬…ぅ…っ、ぁ‪”‬‪ぁ!!!」

「せりな…っ、喋らなくていい……っ、ゆっくり……、落ち着け……っ!……」

ーーキ​ィィィィィィィィィィィン…!!!

「‪───────…」

あまりの痛みに耐えられなくて
そこで私は意識を手放した。
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