零愛ー俺が必ずこの子を守るー
あれだけ言われても……
私は……桃季が好きなんだもん。
だっこ、って言ったら優しく持ち上げてくれる桃季が好きだし、泣いたらティッシュ顔に引っ付けてくれる桃季が好き。
泣いた日は…夜中こっそりリップ塗りに来てくれる桃季が好き。
ずっと寝てるふりしてたけど、あれは…私がリップベタベタして嫌がるからあぁしてくれてたんだよね。
私が下唇ばっか噛んじゃうから……。
ベタベタやだから部屋から出てった後、結局すぐティッシュで取っちゃってたけど……
でも───────
そういうとこなの……。
桃季は……かっこいいだけじゃなくていっつも私に優しくしてくれるんだもん。
***
「芹奈っち、今日ちょっとセンコーに呼ばれちゃってさー、ちょっと待ってて!」
「うん!」
「あっ、そうだ!今日は晩御飯ハンバーグにしよ!」
「ハンバーグ?やったっ」
しばらく昇降口でジュエルちゃんの用事が終わるの待ってた私。
ちょうど通り掛かった子達の話が耳に入ってくる。
「今日彼氏とデートなんだー!」
「えーまじー?リア充うらやまー」
「今日クリスマスイブだもんねー」
そっか、今日クリスマスイブか……。
あ!そうだ!
***
街にはイルミネーションが煌びやかに飾られていてピカピカしてた。
ジュエルちゃん怒るかな……。
待ってて、って言われたけど勝手に学校出てきちゃった。
私は……桃季が好きなんだもん。
だっこ、って言ったら優しく持ち上げてくれる桃季が好きだし、泣いたらティッシュ顔に引っ付けてくれる桃季が好き。
泣いた日は…夜中こっそりリップ塗りに来てくれる桃季が好き。
ずっと寝てるふりしてたけど、あれは…私がリップベタベタして嫌がるからあぁしてくれてたんだよね。
私が下唇ばっか噛んじゃうから……。
ベタベタやだから部屋から出てった後、結局すぐティッシュで取っちゃってたけど……
でも───────
そういうとこなの……。
桃季は……かっこいいだけじゃなくていっつも私に優しくしてくれるんだもん。
***
「芹奈っち、今日ちょっとセンコーに呼ばれちゃってさー、ちょっと待ってて!」
「うん!」
「あっ、そうだ!今日は晩御飯ハンバーグにしよ!」
「ハンバーグ?やったっ」
しばらく昇降口でジュエルちゃんの用事が終わるの待ってた私。
ちょうど通り掛かった子達の話が耳に入ってくる。
「今日彼氏とデートなんだー!」
「えーまじー?リア充うらやまー」
「今日クリスマスイブだもんねー」
そっか、今日クリスマスイブか……。
あ!そうだ!
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街にはイルミネーションが煌びやかに飾られていてピカピカしてた。
ジュエルちゃん怒るかな……。
待ってて、って言われたけど勝手に学校出てきちゃった。