零愛ー俺が必ずこの子を守るー
「大丈夫か!?痛くないか……!?嵐!!早く!!医者!!!!!医者を呼べ!!!早く……っっ!!!」
「桃季さんっ、分かりましたからっ…、ちょっ……シーー」
仰向けで寝かせられた私の視界に桃季と嵐が騒がしく映る。2人ともバタバタ動いていた。
「せり…っ、俺の名前、分かるか!?お話出来るか!?」
「……」
「………………………もも………き……」
カラカラな喉に言葉を通すと桃季はヘナヘナとベッド横に膝から崩れ落ちてしまった。
「はあぁぁぁぁぁぁぁぁ……っ、、せりっ……、、うぅっ…うっ、よかっ……っ、ぁ、よかった……ぅ、、……せっ…、せりなぁぁあああ……っ、うぅ……っ、うぅ……っ、、、」
鼻をすすり、しゃくりあげながら泣く声だけが病室に響いていた。
「桃季さん、隣の病室のじいさんがうるさい、って……」
医者を呼びに行ったはずの嵐が、桃季が発するあまりの声のボリュームに苦情を受けたようだった。
「うぅっ……せりなぁぁぁぁぁ……っ」
「桃季さんっ……あっ、ちょっ、もうー……っ」
「桃季さんっ、分かりましたからっ…、ちょっ……シーー」
仰向けで寝かせられた私の視界に桃季と嵐が騒がしく映る。2人ともバタバタ動いていた。
「せり…っ、俺の名前、分かるか!?お話出来るか!?」
「……」
「………………………もも………き……」
カラカラな喉に言葉を通すと桃季はヘナヘナとベッド横に膝から崩れ落ちてしまった。
「はあぁぁぁぁぁぁぁぁ……っ、、せりっ……、、うぅっ…うっ、よかっ……っ、ぁ、よかった……ぅ、、……せっ…、せりなぁぁあああ……っ、うぅ……っ、うぅ……っ、、、」
鼻をすすり、しゃくりあげながら泣く声だけが病室に響いていた。
「桃季さん、隣の病室のじいさんがうるさい、って……」
医者を呼びに行ったはずの嵐が、桃季が発するあまりの声のボリュームに苦情を受けたようだった。
「うぅっ……せりなぁぁぁぁぁ……っ」
「桃季さんっ……あっ、ちょっ、もうー……っ」