零愛ー俺が必ずこの子を守るー
「…っ、そっ、そこまで言うなら
乗ってあげなくもないけど。
私は別に乗りたい訳じゃないけどね。
桃季がそんなにひざまづいて熱心に頼み込むんなら、乗ってあげなくも……なくも……ない、ってだけで。。言っとくけど、別に私は足が痛い訳でも桃季の背中に乗りたい訳でもないから!」
「はいはい。俺”が”乗って欲しいです」
めんどくさい奴だなぁ…。
ーースースー……
そしておぶられたら一瞬で寝たし。
寝てる時は可愛いのにな。
耳元で聞こえる可愛らしい寝息。
そういえば初めて会った時も、
ファミレスの帰りこうやって帰った事を
思い出し、懐かしい気分になる。
***
芹奈を部屋のベッドに寝かせて、
静かに足に絆創膏を張った。
芹奈の部屋に入ったのは久しぶりだった。
一緒に暮らし始めて最初の数日間は
「一緒に寝るの」と言って聞かず……
ここで一緒に寝ていたが(やましい事は何もない)。
例によって最近は生意気へと成長したので
そんな可愛いセリフを言われる事はすっかりなくなった。
おもしろがって「一緒に寝るかー?」なんてこの前言ってみたら「変態!」と罵倒された。
まるで思春期真っ只中の娘だ。
乗ってあげなくもないけど。
私は別に乗りたい訳じゃないけどね。
桃季がそんなにひざまづいて熱心に頼み込むんなら、乗ってあげなくも……なくも……ない、ってだけで。。言っとくけど、別に私は足が痛い訳でも桃季の背中に乗りたい訳でもないから!」
「はいはい。俺”が”乗って欲しいです」
めんどくさい奴だなぁ…。
ーースースー……
そしておぶられたら一瞬で寝たし。
寝てる時は可愛いのにな。
耳元で聞こえる可愛らしい寝息。
そういえば初めて会った時も、
ファミレスの帰りこうやって帰った事を
思い出し、懐かしい気分になる。
***
芹奈を部屋のベッドに寝かせて、
静かに足に絆創膏を張った。
芹奈の部屋に入ったのは久しぶりだった。
一緒に暮らし始めて最初の数日間は
「一緒に寝るの」と言って聞かず……
ここで一緒に寝ていたが(やましい事は何もない)。
例によって最近は生意気へと成長したので
そんな可愛いセリフを言われる事はすっかりなくなった。
おもしろがって「一緒に寝るかー?」なんてこの前言ってみたら「変態!」と罵倒された。
まるで思春期真っ只中の娘だ。