零愛ー俺が必ずこの子を守るー
***
「おいー、芹奈、もうすぐ夜ご飯ー」
「んー……」
翌日。
夕食の支度を始めた所だった。
今日は朝からムシムシしていて午前中からクーラーを入れていた。
芹奈はずっとテレビを見ていたのだが、だんだん飽きてきたのかいつの間にかソファの上でゴロンと横になって今にも寝そうな顔をしていた。
思い返してみれば昔、海里さんが
昼ご飯食べると芹奈すーぐウトウトするんだよ、可愛いだろー、なんて言っていたが
確かに芹奈はその通りだった。
昼食後は決まってウトウトする事が多い。
しかし今日の芹奈は昼食のそうめんを食べた後、ウトウトはしなく、
今さっき……17時30分を過ぎた辺りで
ようやくウトウトしだしたのだ。
まったく……変な時間に…。
窓から差し込む夕日が芹奈の顔を直撃しだして
んん…と、嫌がるようにソファに顔を埋めていた。
こりゃもう寝ちゃうな……。
なんて考えているとスマホが鳴った。
ーーブーブーブー……
嵐からだ。
(もしもし!?桃季さん!?)
スマホを耳にあてるやいなや、
明らかに焦っている嵐の声が飛び込んできた。
「おいー、芹奈、もうすぐ夜ご飯ー」
「んー……」
翌日。
夕食の支度を始めた所だった。
今日は朝からムシムシしていて午前中からクーラーを入れていた。
芹奈はずっとテレビを見ていたのだが、だんだん飽きてきたのかいつの間にかソファの上でゴロンと横になって今にも寝そうな顔をしていた。
思い返してみれば昔、海里さんが
昼ご飯食べると芹奈すーぐウトウトするんだよ、可愛いだろー、なんて言っていたが
確かに芹奈はその通りだった。
昼食後は決まってウトウトする事が多い。
しかし今日の芹奈は昼食のそうめんを食べた後、ウトウトはしなく、
今さっき……17時30分を過ぎた辺りで
ようやくウトウトしだしたのだ。
まったく……変な時間に…。
窓から差し込む夕日が芹奈の顔を直撃しだして
んん…と、嫌がるようにソファに顔を埋めていた。
こりゃもう寝ちゃうな……。
なんて考えているとスマホが鳴った。
ーーブーブーブー……
嵐からだ。
(もしもし!?桃季さん!?)
スマホを耳にあてるやいなや、
明らかに焦っている嵐の声が飛び込んできた。