零愛ー俺が必ずこの子を守るー
まぁ、子供用のやつだが……。
昨晩、寝る間際に頼んだものだった。
「ほら、芹奈スマホ持ってないからさ」
貰った子供用スマホをピコピコと弄りながら答えると嵐が思い出したような表情を浮かべた。
「そういえば……海里さん言ってましたね。
芹奈が20歳になるまでは絶対スマホは持たせない!って」
海里さん曰く、
SNSを通して芹奈が危ない男に引っかかる事を懸念して20歳までは。との事らしかった。
しかし今どきの16歳……。
さすがにみんなスマホぐらい持っている。
これに関してはマジで過保護過ぎると
話を聞いた時から思ってはいた。
「昨日さ、ちょっと留守番頼んだんだけど
やっぱり不安になっちゃったみたいでさ、泣いちゃったから」
まだスマホがあれば芹奈も安心出来るかもしれない、と考えたのだ。
それにもうすぐ夏休みも開ける。
やっぱりあるに越した事はなかった。
なんてリビングで嵐と話していたら
芹奈がヨチヨチと起きてきた。
「あぁ、芹奈起きたか」
「おはようございますーっ、芹奈ちゃん!」
なぜか唇をとがらせてムスッとした表情を浮かべながら俺の前までやってきた芹奈。
そして一言。
昨晩、寝る間際に頼んだものだった。
「ほら、芹奈スマホ持ってないからさ」
貰った子供用スマホをピコピコと弄りながら答えると嵐が思い出したような表情を浮かべた。
「そういえば……海里さん言ってましたね。
芹奈が20歳になるまでは絶対スマホは持たせない!って」
海里さん曰く、
SNSを通して芹奈が危ない男に引っかかる事を懸念して20歳までは。との事らしかった。
しかし今どきの16歳……。
さすがにみんなスマホぐらい持っている。
これに関してはマジで過保護過ぎると
話を聞いた時から思ってはいた。
「昨日さ、ちょっと留守番頼んだんだけど
やっぱり不安になっちゃったみたいでさ、泣いちゃったから」
まだスマホがあれば芹奈も安心出来るかもしれない、と考えたのだ。
それにもうすぐ夏休みも開ける。
やっぱりあるに越した事はなかった。
なんてリビングで嵐と話していたら
芹奈がヨチヨチと起きてきた。
「あぁ、芹奈起きたか」
「おはようございますーっ、芹奈ちゃん!」
なぜか唇をとがらせてムスッとした表情を浮かべながら俺の前までやってきた芹奈。
そして一言。