主従夫婦~僕の愛する花嫁様~
「え!?
ぜ、全然……」
「じゃあ、雲英さんが?」
「うん。
甲斐、専業主夫してくれてるの」
「へぇー!だからか!
それで紅葉が、親父さんの会社で働いてるわけね!」
「じゃあ、お弁当は旦那さんが?」
「あ、はい!」
「そうなんだ!」
「私、家事全然出来ないので……」
「へぇー、意外!」
「だよな」
「でも、このくらいの欠点がないと不公平ですよ?
これで紅葉が家事も完璧だったら、もう言うことないじゃないですか!(笑)」
理亜が、クスクス笑いながら言った。
「確かにー!(笑)」
「こんな可愛くて、仕事も出来る紅葉さんだもんね!」
「そんなこと……/////」
(は、恥ずかしい…/////)
「でも今回の特集、紅葉のサポートがかなり助かったし!」
「うん!いつも資料のまとめ方、丁寧で見やすいし!」
料理が運ばれてきた。
「理亜、これ、一人分なの?沢山あるのね…」
「違う、違う!(笑)
居酒屋は、大皿で来るの。
これを、小皿に取って食べるのよ」
耳打ちする紅葉に、クスクス笑う理亜。
「あ!そっか!」
「二皿頼んだから、五人ずつ分けてね~!」
「お皿貸してください。分けまーす!」
理亜が料理を分ける。
「紅葉、これ先輩に渡して?」
「うん!」
━━━━━━それから、賑やかに時間が過ぎていく。
典型的な女好き神は、女性社員に積極的に話しかけている。
そんな神の姿を、理亜が切なく見つめていた。
「理亜。この唐揚げ、美味しいね!」
「………」
「理亜?」
「………」
「………神くん!」
「ん?何~?」
「私も皆さんとお話したいから、席代わって?」
「え?うん、わかった」
神と席を代わる。
「神くんは、理亜のお話相手になってね!」
意味深に微笑む。
「は?理亜と?」
「はぁ!?ちょっ…紅葉!!?」
紅葉の言葉に、理亜が抗議する。
「うん!
皆さん、私もお話に入れてください!」
そんな理亜を無視して紅葉は、神と席を交代し他の社員と話し出した。
「━━━━じゃあ、乾杯でもする?」
神が、理亜に向き直る。
「うん…」
「乾杯!」
「乾杯」
「………」
「………」
「………」
「……なんか、言ってよ…私達だけ、暗いじゃん」
「理亜」
「何よ」
「理亜は、俺のこと“ほんとは”どう思ってる?」
ぜ、全然……」
「じゃあ、雲英さんが?」
「うん。
甲斐、専業主夫してくれてるの」
「へぇー!だからか!
それで紅葉が、親父さんの会社で働いてるわけね!」
「じゃあ、お弁当は旦那さんが?」
「あ、はい!」
「そうなんだ!」
「私、家事全然出来ないので……」
「へぇー、意外!」
「だよな」
「でも、このくらいの欠点がないと不公平ですよ?
これで紅葉が家事も完璧だったら、もう言うことないじゃないですか!(笑)」
理亜が、クスクス笑いながら言った。
「確かにー!(笑)」
「こんな可愛くて、仕事も出来る紅葉さんだもんね!」
「そんなこと……/////」
(は、恥ずかしい…/////)
「でも今回の特集、紅葉のサポートがかなり助かったし!」
「うん!いつも資料のまとめ方、丁寧で見やすいし!」
料理が運ばれてきた。
「理亜、これ、一人分なの?沢山あるのね…」
「違う、違う!(笑)
居酒屋は、大皿で来るの。
これを、小皿に取って食べるのよ」
耳打ちする紅葉に、クスクス笑う理亜。
「あ!そっか!」
「二皿頼んだから、五人ずつ分けてね~!」
「お皿貸してください。分けまーす!」
理亜が料理を分ける。
「紅葉、これ先輩に渡して?」
「うん!」
━━━━━━それから、賑やかに時間が過ぎていく。
典型的な女好き神は、女性社員に積極的に話しかけている。
そんな神の姿を、理亜が切なく見つめていた。
「理亜。この唐揚げ、美味しいね!」
「………」
「理亜?」
「………」
「………神くん!」
「ん?何~?」
「私も皆さんとお話したいから、席代わって?」
「え?うん、わかった」
神と席を代わる。
「神くんは、理亜のお話相手になってね!」
意味深に微笑む。
「は?理亜と?」
「はぁ!?ちょっ…紅葉!!?」
紅葉の言葉に、理亜が抗議する。
「うん!
皆さん、私もお話に入れてください!」
そんな理亜を無視して紅葉は、神と席を交代し他の社員と話し出した。
「━━━━じゃあ、乾杯でもする?」
神が、理亜に向き直る。
「うん…」
「乾杯!」
「乾杯」
「………」
「………」
「………」
「……なんか、言ってよ…私達だけ、暗いじゃん」
「理亜」
「何よ」
「理亜は、俺のこと“ほんとは”どう思ってる?」