主従夫婦~僕の愛する花嫁様~
「もう!理亜!神くん!!
ダメだよ!!」
そんな二人に、今度は紅葉が叱る。
「だってよ。
紅葉が座ろうとしてんのに、あのババァ座ってきたじゃん!」
「そうよ!私達は、紅葉のために……」
「うん、ありがとう!
二人の気持ち、とても嬉しい!
でも言い方、気を付けよ?」
冷静に、穏やかに……微笑み言った紅葉。
紅葉に諭され、神と理亜は「ごめん」と謝罪したのだった。
そんな三人を見ながら、雲英は思う。
(さすが紅葉様だ!
この二人をなだめれるのは、紅葉様しかいないだろう。
高校の時も、こんな風にいつも紅葉様がなだめてたな。
だが━━━━━)
「志岐、理亜さん。
ちょっと━━━━━」
雲英は「紅葉様、座ってください!」と言って座らせ、神と理亜に向き直った。
「お前等は、バカなのか?
いつも言ってるよな?
紅葉様の前で、汚ない言動はよせ。
やるなら、紅葉様のいらっしゃらない所で殺れ!」
と紅葉に聞こえないように、二人を見据え言った。
「あ、はい…すんませーん……」
「ごめんなさい……」
((てか、紅葉がいない所ではいいのかよ!!?))
そしてBBQ会場のある最寄り駅に着き、四人は降りた。
「甲斐、楽しみね!」
「そうですね!」
自然に指を絡め合って手を繋ぐ、雲英と紅葉。
見つめ合って、微笑み合う。
そんな二人の後ろを、神と理亜がついていく。
「ほんと、ラブラブだよなー(笑)」
「そうね(笑)」
「俺達も、手ぇ繋ぐ?」
「は?キモい!」
「なんだよ、キモいって!
傷つくー」
「うるせぇー」
対する神と理亜は、お互いに素直になれない。
そんな、対照的なカップル。
どうなることやら━━━━━━
雲英達の向かったBBQ会場は、全てレンタルできる。
食材もそこで購入できるので、雲英達は手ぶらで来ていた。
会場に着き、受付をする。
食材や器具を持ち、席に向かった。
火をおこし、焼き始める。
「━━━━あ、紅葉様!危ない!
僕がしますので、紅葉様は椅子に座ってお待ちを!」
雲英を手伝おうとする紅葉を制す、雲英。
紅葉は雲英の服を少し握り、見上げた。
「でも私も、甲斐に焼いてあげたい」
「……/////
………ったく…貴女は…(笑)
では、一緒にしましょう!」
「うん!」
やっぱり、ラブラブな雲英&紅葉カップル。
対する神と理亜は、もくもくと焼いて食べていた。
ダメだよ!!」
そんな二人に、今度は紅葉が叱る。
「だってよ。
紅葉が座ろうとしてんのに、あのババァ座ってきたじゃん!」
「そうよ!私達は、紅葉のために……」
「うん、ありがとう!
二人の気持ち、とても嬉しい!
でも言い方、気を付けよ?」
冷静に、穏やかに……微笑み言った紅葉。
紅葉に諭され、神と理亜は「ごめん」と謝罪したのだった。
そんな三人を見ながら、雲英は思う。
(さすが紅葉様だ!
この二人をなだめれるのは、紅葉様しかいないだろう。
高校の時も、こんな風にいつも紅葉様がなだめてたな。
だが━━━━━)
「志岐、理亜さん。
ちょっと━━━━━」
雲英は「紅葉様、座ってください!」と言って座らせ、神と理亜に向き直った。
「お前等は、バカなのか?
いつも言ってるよな?
紅葉様の前で、汚ない言動はよせ。
やるなら、紅葉様のいらっしゃらない所で殺れ!」
と紅葉に聞こえないように、二人を見据え言った。
「あ、はい…すんませーん……」
「ごめんなさい……」
((てか、紅葉がいない所ではいいのかよ!!?))
そしてBBQ会場のある最寄り駅に着き、四人は降りた。
「甲斐、楽しみね!」
「そうですね!」
自然に指を絡め合って手を繋ぐ、雲英と紅葉。
見つめ合って、微笑み合う。
そんな二人の後ろを、神と理亜がついていく。
「ほんと、ラブラブだよなー(笑)」
「そうね(笑)」
「俺達も、手ぇ繋ぐ?」
「は?キモい!」
「なんだよ、キモいって!
傷つくー」
「うるせぇー」
対する神と理亜は、お互いに素直になれない。
そんな、対照的なカップル。
どうなることやら━━━━━━
雲英達の向かったBBQ会場は、全てレンタルできる。
食材もそこで購入できるので、雲英達は手ぶらで来ていた。
会場に着き、受付をする。
食材や器具を持ち、席に向かった。
火をおこし、焼き始める。
「━━━━あ、紅葉様!危ない!
僕がしますので、紅葉様は椅子に座ってお待ちを!」
雲英を手伝おうとする紅葉を制す、雲英。
紅葉は雲英の服を少し握り、見上げた。
「でも私も、甲斐に焼いてあげたい」
「……/////
………ったく…貴女は…(笑)
では、一緒にしましょう!」
「うん!」
やっぱり、ラブラブな雲英&紅葉カップル。
対する神と理亜は、もくもくと焼いて食べていた。