主従夫婦~僕の愛する花嫁様~
紅葉が乗り込むと、雲英が「失礼します」と言ってシートベルトをしめた。
そのまま、紅葉の顔を見る。
「な、何?////」
間近に、雲英の顔があり顔を赤くする。
「リップ…取れましたね」
紅葉の口唇を親指でなぞる。
「え?あ////うん////
大丈夫よ。会社に着いたら━━━━━」
「紅葉様、ポーチ出しますね。
僕が、おつけします」
「え?自分で…」
「いえ、僕が!」
「う、うん…お願い」
バッグから、ポーチを取り出す雲英。
リップを取り出し「紅葉様、お口を」と言った。
紅葉は目を瞑り、口唇を少しつき出した。
紅葉のキスをせがんでいるような表情。
雲英は、煽られるようにその口唇に喰らいついた。
「━━━━んんっ!!?
んー!!?」
目を見開き、ドンドンと雲英の胸を叩いて押し返す紅葉。
「んはぁ…すみません…我慢、出来ませんでした……」
頬を包み込んで、紅葉を見つめる。
雲英の潤んだ瞳と、熱った表情。
(あ…スイッチ……入った……)
紅葉は知っている━━━━━━
雲英のこの表情は、夜に見せる表情。
ちなみに、昨晩もベッドに入った時に見せてきた。
こうなった時、紅葉の力では敵わない。
あっという間に押さえつけられて、翻弄され身体中貪られる。
発情した雲英は、ただ“愛する紅葉を欲する雄”になる。
紅葉への忠誠や理性がなくなり、ただ自身の欲望のまま喰らいつくのだ。
「甲斐!!」
「━━━━はっ!?はい!」
「仕事!遅れるわ!
理性、保って!」
「あ、は、はい!申し訳ありません!!」
「リップは会社で自分でつけるから、早く行かないと!」
「はい!すぐに!」
車が、ゆっくり発進する
「━━━━でも、良かった!」
「え?」
「助手席に座ること、反対されると思ってたから」
「あぁ…そうですね。
危ないことには変わりないですから」
紅葉の言葉を受けながら、雲英は前を見て話す。
「じゃあ、どうして許可してくれたの?」
「紅葉様が、僕の隣に座りたいと言ってくれたからです。
そんな嬉しい言葉、お断りする理由はもうありません。
今までは、やはり貴女は僕のご主人様でしたから。
僕の欲より、安全を最優先すべきだった。
もちろん今も、貴女の安全は最優先すべきです。
しかし、紅葉様は僕の妻です。
これからは僕が、運転技術と能力を磨けばいいだけのことです」
そのまま、紅葉の顔を見る。
「な、何?////」
間近に、雲英の顔があり顔を赤くする。
「リップ…取れましたね」
紅葉の口唇を親指でなぞる。
「え?あ////うん////
大丈夫よ。会社に着いたら━━━━━」
「紅葉様、ポーチ出しますね。
僕が、おつけします」
「え?自分で…」
「いえ、僕が!」
「う、うん…お願い」
バッグから、ポーチを取り出す雲英。
リップを取り出し「紅葉様、お口を」と言った。
紅葉は目を瞑り、口唇を少しつき出した。
紅葉のキスをせがんでいるような表情。
雲英は、煽られるようにその口唇に喰らいついた。
「━━━━んんっ!!?
んー!!?」
目を見開き、ドンドンと雲英の胸を叩いて押し返す紅葉。
「んはぁ…すみません…我慢、出来ませんでした……」
頬を包み込んで、紅葉を見つめる。
雲英の潤んだ瞳と、熱った表情。
(あ…スイッチ……入った……)
紅葉は知っている━━━━━━
雲英のこの表情は、夜に見せる表情。
ちなみに、昨晩もベッドに入った時に見せてきた。
こうなった時、紅葉の力では敵わない。
あっという間に押さえつけられて、翻弄され身体中貪られる。
発情した雲英は、ただ“愛する紅葉を欲する雄”になる。
紅葉への忠誠や理性がなくなり、ただ自身の欲望のまま喰らいつくのだ。
「甲斐!!」
「━━━━はっ!?はい!」
「仕事!遅れるわ!
理性、保って!」
「あ、は、はい!申し訳ありません!!」
「リップは会社で自分でつけるから、早く行かないと!」
「はい!すぐに!」
車が、ゆっくり発進する
「━━━━でも、良かった!」
「え?」
「助手席に座ること、反対されると思ってたから」
「あぁ…そうですね。
危ないことには変わりないですから」
紅葉の言葉を受けながら、雲英は前を見て話す。
「じゃあ、どうして許可してくれたの?」
「紅葉様が、僕の隣に座りたいと言ってくれたからです。
そんな嬉しい言葉、お断りする理由はもうありません。
今までは、やはり貴女は僕のご主人様でしたから。
僕の欲より、安全を最優先すべきだった。
もちろん今も、貴女の安全は最優先すべきです。
しかし、紅葉様は僕の妻です。
これからは僕が、運転技術と能力を磨けばいいだけのことです」