主従夫婦~僕の愛する花嫁様~
「━━━━フフ…美味しいね!」
「そうですね!」
ニコニコしている紅葉に、雲英も微笑む。
「二人の世界に入った(笑)」
と、亞嵐。
「ほんと、仲良すぎるくらいに仲良いよなー」
「そうね(笑)ラブラブね!」
神と理亜も、クスクス笑っている。
「紅葉様、次は何をお取りしましょうか?」
「じゃあ…この有頭海老と、筍のお煮付け!」
「はい!
━━━━どうぞ?」
「ありがとう!
じゃあ、私も甲斐に取ってあげる!
何になさいますか?旦那様!」
「フフ…じゃあ……僕も、紅葉様と同じのを頂きます!」
「うん!
━━━━ん…んん…」
丁寧に盛る。
「━━━━あ!」
筍の横に小さな蒟蒻を置こうとして、つるっと滑ってテーブルに転がってしまう。
「プッ…!!」
思わず、神が噴き出す。
「甲斐、ごめんなさい…」
「いえ!大丈夫ですよ!
ありがとうございます!」
転がった蒟蒻を拾い、皿に入れた雲英。
紅葉に微笑んだ。
酒も入り、穏やかに時間が過ぎていく。
しばらくして━━━━━━
「ん?紅葉様?」
「ん…眠い……」
「飲み過ぎたんじゃない?」
目がトロンとしている紅葉を見て、亞嵐が心配そうに覗き込む。
「みたいね…(笑)」
「雲英さん、横にした方が良くないすか?
ベッド貸しましょうか?」
「あぁ、そうだな。
でも、綺麗なんだろうな?
シーツや枕」
「綺麗っすよ!
つか!新品です!
昨日届いたベッドなんですから!」
「私達が、昨日一度寝ただけですから!」
「………まぁ…それなら…」
「━━━━ところで、今日は何の集まり?」
ベッドに紅葉を寝かせた雲英が戻ってきて、亞嵐が素朴な疑問を投げかけた。
「あぁ、俺と理亜の引っ越しっす!」
「私達、一緒に住むことにしたので」
「へぇー
……………
…………え…?」
「ん?何すか?」
「二人、別れたんじゃないの?
確か、お嬢様にそう聞いてたような…」
「また、よりを戻したんです」
「そうなんだ!」
「まぁ、紅葉に背中を押されて……って感じですけどね(笑)」
理亜がクスクス笑う。
「亞嵐さんは、いないんすか?」
「それがいなくてね~
誰か可愛い子知らない?」
「あー、いるにはいますが……」
「理亜の紹介する奴は、怖い女ばかりっすよ?
紅葉に紹介してもらって方がいいのでは?」
「あぁ、お嬢様の友達は無理かな?」
「そうだな。嫌われてるもんな…俺達」
神の言葉に、亞嵐と雲英が切なく瞳を揺らした。
「そうですね!」
ニコニコしている紅葉に、雲英も微笑む。
「二人の世界に入った(笑)」
と、亞嵐。
「ほんと、仲良すぎるくらいに仲良いよなー」
「そうね(笑)ラブラブね!」
神と理亜も、クスクス笑っている。
「紅葉様、次は何をお取りしましょうか?」
「じゃあ…この有頭海老と、筍のお煮付け!」
「はい!
━━━━どうぞ?」
「ありがとう!
じゃあ、私も甲斐に取ってあげる!
何になさいますか?旦那様!」
「フフ…じゃあ……僕も、紅葉様と同じのを頂きます!」
「うん!
━━━━ん…んん…」
丁寧に盛る。
「━━━━あ!」
筍の横に小さな蒟蒻を置こうとして、つるっと滑ってテーブルに転がってしまう。
「プッ…!!」
思わず、神が噴き出す。
「甲斐、ごめんなさい…」
「いえ!大丈夫ですよ!
ありがとうございます!」
転がった蒟蒻を拾い、皿に入れた雲英。
紅葉に微笑んだ。
酒も入り、穏やかに時間が過ぎていく。
しばらくして━━━━━━
「ん?紅葉様?」
「ん…眠い……」
「飲み過ぎたんじゃない?」
目がトロンとしている紅葉を見て、亞嵐が心配そうに覗き込む。
「みたいね…(笑)」
「雲英さん、横にした方が良くないすか?
ベッド貸しましょうか?」
「あぁ、そうだな。
でも、綺麗なんだろうな?
シーツや枕」
「綺麗っすよ!
つか!新品です!
昨日届いたベッドなんですから!」
「私達が、昨日一度寝ただけですから!」
「………まぁ…それなら…」
「━━━━ところで、今日は何の集まり?」
ベッドに紅葉を寝かせた雲英が戻ってきて、亞嵐が素朴な疑問を投げかけた。
「あぁ、俺と理亜の引っ越しっす!」
「私達、一緒に住むことにしたので」
「へぇー
……………
…………え…?」
「ん?何すか?」
「二人、別れたんじゃないの?
確か、お嬢様にそう聞いてたような…」
「また、よりを戻したんです」
「そうなんだ!」
「まぁ、紅葉に背中を押されて……って感じですけどね(笑)」
理亜がクスクス笑う。
「亞嵐さんは、いないんすか?」
「それがいなくてね~
誰か可愛い子知らない?」
「あー、いるにはいますが……」
「理亜の紹介する奴は、怖い女ばかりっすよ?
紅葉に紹介してもらって方がいいのでは?」
「あぁ、お嬢様の友達は無理かな?」
「そうだな。嫌われてるもんな…俺達」
神の言葉に、亞嵐と雲英が切なく瞳を揺らした。