主従夫婦~僕の愛する花嫁様~
「そうだけど…」
「俺、雲英さんの気持ち少しわかる。
雲英さんはきっと、紅葉を“自分の手で”守って、支えたいと思ってるんだ。
あの人、言ってたじゃん!
22年間紅葉への恋心に“縛られて”生きてきたって。
だからきっと、紅葉を自分の腕の中で守り続けることが生きがいなんだと思う。
外の誰かじゃダメなんだ。
雲英さん自身じゃないと!」
「神くん…」
「紅葉は“そんな雲英さん”と結婚したんじゃねぇの?
あの人はずっと、紅葉の“執事”だった人だぞ。
そんな人に、今更“もう世話すんな”なんて、無理だろ。
そうやって生きてきたんだから!
雲英さんと紅葉の夫婦の形は“執事と主人”だろ?」
「そう…だね…」
「でもそれは、あくまでも“雲英さんと紅葉”の間だけ」
「え?」
「それにお前は、雲英さんをちゃんと支えてんじゃん!」
「え……」
「ちゃんと仕事をして、雲英さんを支えてる!
紅葉は、ここでは空神財閥の令嬢じゃねぇ。
空神 紅葉って言う、社員だろ?
仕事をして、生活を支えてるのはお前だ!」
「神くん…」
「大丈夫!お前はちゃんと、旦那を支えてる立派な嫁さんだ!」
「うん…!ありがとう!」
目をキラキラさせて神を見る、紅葉。
“雲英を支えてる”なんて、考えたことなかった。
むしろ、守ってもらうばかりで“何もできてない”と思っていた。
役立たずだと━━━━━
しかし神の言葉で、慰められたのだ。
「……//////
も、紅葉…」
顔を赤くし、視線を逸らす神。
「ん?」
「その目、やめてくれ…/////」
「へ?」
「いや、だ、だから…/////」
神が何故、顔を赤くし目を逸らすのかわからず、キャトンとしている紅葉。
「神くん、素敵!
………って目をしてるからでしょ!
神、照れてんのよ!(笑)」
そこに理亜が、クスクス笑いながら口を挟んだ。
「え?
うん、そう思って見てたよ!」
紅葉は、至って普通に言う。
「フフ…やっぱり(笑)」
「フフ…神くん、ありがとう!」
「あ、あぁ/////
じゃ、じゃあ俺は、仕事に戻る」
(ヤベ…つい、熱くなっちまった……/////)
頬をかき、仕事に戻った神だった。
「俺、雲英さんの気持ち少しわかる。
雲英さんはきっと、紅葉を“自分の手で”守って、支えたいと思ってるんだ。
あの人、言ってたじゃん!
22年間紅葉への恋心に“縛られて”生きてきたって。
だからきっと、紅葉を自分の腕の中で守り続けることが生きがいなんだと思う。
外の誰かじゃダメなんだ。
雲英さん自身じゃないと!」
「神くん…」
「紅葉は“そんな雲英さん”と結婚したんじゃねぇの?
あの人はずっと、紅葉の“執事”だった人だぞ。
そんな人に、今更“もう世話すんな”なんて、無理だろ。
そうやって生きてきたんだから!
雲英さんと紅葉の夫婦の形は“執事と主人”だろ?」
「そう…だね…」
「でもそれは、あくまでも“雲英さんと紅葉”の間だけ」
「え?」
「それにお前は、雲英さんをちゃんと支えてんじゃん!」
「え……」
「ちゃんと仕事をして、雲英さんを支えてる!
紅葉は、ここでは空神財閥の令嬢じゃねぇ。
空神 紅葉って言う、社員だろ?
仕事をして、生活を支えてるのはお前だ!」
「神くん…」
「大丈夫!お前はちゃんと、旦那を支えてる立派な嫁さんだ!」
「うん…!ありがとう!」
目をキラキラさせて神を見る、紅葉。
“雲英を支えてる”なんて、考えたことなかった。
むしろ、守ってもらうばかりで“何もできてない”と思っていた。
役立たずだと━━━━━
しかし神の言葉で、慰められたのだ。
「……//////
も、紅葉…」
顔を赤くし、視線を逸らす神。
「ん?」
「その目、やめてくれ…/////」
「へ?」
「いや、だ、だから…/////」
神が何故、顔を赤くし目を逸らすのかわからず、キャトンとしている紅葉。
「神くん、素敵!
………って目をしてるからでしょ!
神、照れてんのよ!(笑)」
そこに理亜が、クスクス笑いながら口を挟んだ。
「え?
うん、そう思って見てたよ!」
紅葉は、至って普通に言う。
「フフ…やっぱり(笑)」
「フフ…神くん、ありがとう!」
「あ、あぁ/////
じゃ、じゃあ俺は、仕事に戻る」
(ヤベ…つい、熱くなっちまった……/////)
頬をかき、仕事に戻った神だった。