主従夫婦~僕の愛する花嫁様~
花嫁様はヤキモチさえも可愛らしい
僕の紅葉様のヤキモチは、とても可愛らしい━━━━━
ある平日。
雲英がいつものように家事に没頭していると、呼び鈴が鳴り響いた。
「はい」
「あ、こんにちは。今日隣に越してきた浪原と言います。
引っ越しの挨拶に来ました!
少し、宜しいですか?」
インターフォンには、雲英と変わらないくらいの年の女性が紙袋を持って立っていた。
面倒だ━━━━━━
いつもなら丁重に断り、関わらないようにする。
しかし隣に越してきたと言うことは、紅葉に関わることがある。
だとすると、印象良くしないとならない。
自分が印象悪いと、必然的に紅葉の印象も悪くなるから。
「はい。少々お待ちください」
雲英は息を吐き、玄関に向かった。
「こんにちは」
「こ、こんにちは/////」
あまりの雲英の美しさに、浪原は顔を赤くする。
「初めまして、空神と申します」
「あ、初めまして!
こ、これ////良かったら、どうぞ?」
「ご丁寧に、ありがとうございます」
紙袋を受け取り、丁寧に頭を下げた。
「い、いえ/////」
そこに、雲英のスマホの着信音が鳴る。
「あ、失礼」
「あ、はい!
失礼しました!」
静かにドアを閉めた。
「……/////ヤバい/////凄いカッコいいんだけど!」
まさか、隣に住んでいるのがイケメンだとは思わない浪原。
幸運が舞い降りたと、一人喜んでいた。
一方の雲英。
「もしもし?紅葉様、どうされました?」
甘く優しい声色に変わる、雲英。
『雲英、今大丈夫?』
「はい!」
『良かった!
今日ね。理亜に夕食一緒に食べよって誘われたの。
行ってきてもいい?』
「え……」
『ごめんね』
「かしこまりました…
でも!できる限り、早く終わらせてくださいね!」
『フフ…雲英、可愛い~』
電話の向こうで、クスクス笑っている紅葉。
「紅葉様!笑い事ではありません!
帰ったら、沢山キスして抱かせてもらいますから!
覚悟しててください!」
『フフ…はぁーい!』
「………ったく…どこまでも可愛い方だな…////」
通話を切り、微笑む。
浪原に貰った紙袋が目に入った。
「………」
無言で中身をあける。
色とりどりのマカロンだった。
ある平日。
雲英がいつものように家事に没頭していると、呼び鈴が鳴り響いた。
「はい」
「あ、こんにちは。今日隣に越してきた浪原と言います。
引っ越しの挨拶に来ました!
少し、宜しいですか?」
インターフォンには、雲英と変わらないくらいの年の女性が紙袋を持って立っていた。
面倒だ━━━━━━
いつもなら丁重に断り、関わらないようにする。
しかし隣に越してきたと言うことは、紅葉に関わることがある。
だとすると、印象良くしないとならない。
自分が印象悪いと、必然的に紅葉の印象も悪くなるから。
「はい。少々お待ちください」
雲英は息を吐き、玄関に向かった。
「こんにちは」
「こ、こんにちは/////」
あまりの雲英の美しさに、浪原は顔を赤くする。
「初めまして、空神と申します」
「あ、初めまして!
こ、これ////良かったら、どうぞ?」
「ご丁寧に、ありがとうございます」
紙袋を受け取り、丁寧に頭を下げた。
「い、いえ/////」
そこに、雲英のスマホの着信音が鳴る。
「あ、失礼」
「あ、はい!
失礼しました!」
静かにドアを閉めた。
「……/////ヤバい/////凄いカッコいいんだけど!」
まさか、隣に住んでいるのがイケメンだとは思わない浪原。
幸運が舞い降りたと、一人喜んでいた。
一方の雲英。
「もしもし?紅葉様、どうされました?」
甘く優しい声色に変わる、雲英。
『雲英、今大丈夫?』
「はい!」
『良かった!
今日ね。理亜に夕食一緒に食べよって誘われたの。
行ってきてもいい?』
「え……」
『ごめんね』
「かしこまりました…
でも!できる限り、早く終わらせてくださいね!」
『フフ…雲英、可愛い~』
電話の向こうで、クスクス笑っている紅葉。
「紅葉様!笑い事ではありません!
帰ったら、沢山キスして抱かせてもらいますから!
覚悟しててください!」
『フフ…はぁーい!』
「………ったく…どこまでも可愛い方だな…////」
通話を切り、微笑む。
浪原に貰った紙袋が目に入った。
「………」
無言で中身をあける。
色とりどりのマカロンだった。