主従夫婦~僕の愛する花嫁様~
慎重に、慎重に調理した結果。
怪我をすることもなく、無事に調理できた紅葉。
だが━━━━━
「あれ?もう…10時だ……」
かなりの時間を要したのだった。
「ごめんね、雲英。
お腹すいたよね?」
「いえ!大丈夫ですよ!」
(ヒヤヒヤして、空腹を感じる余裕がなかった)
「いただきます、紅葉様!」
「どうぞ!」
「………うん、美味しいです!」
「ほんと?」
「はい!」
「良かった!」
仲良く食べて、紅葉は片付けに取りかかる。
やっぱり時間を要し、今度は洗濯に取りかかった。
雲英も後をついていく。
「洗剤は、えーと…キャップで計る。ね!」
ノートを見ながら、慎重に行う。
ボタンを押し、洗濯機が回り始めて、掃除に取りかかる。
「あ、紅葉様!」
「ん?」
「お掃除は大丈夫なので、僕の相手をしてください!」
「え?」
「僕のお世話、してくれるんですよね?」
「うん」
「だったら、僕の相手をするのもお世話みたいなものです。
僕とデートしてください!」
「うん、わかった!」
洗濯が終わるまで待ち、二人で干し(雲英が紅葉を説得した)二人は、マンションを出た。
いつものように手を繋ぎ、街をゆっくり歩く。
「雲英、何処行きたい?」
「んー、何処ってのはないんです。
ただ、紅葉様と手を繋いで歩きたいんです」
「雲英…」
「ゆっくり歩いて、目についた店に入って、お腹がすいたら何処かの店に入って食べる。
そうゆうことがしたい……!」
紅葉を見下ろし、微笑む雲英。
「僕達は、こんな“普通”のこととは無縁ですからね。
こんな小さなことが、とても幸せです!」
「そうね!
私も、とっても幸せ!!」
爽やかな風が、雲英の短い髪の毛を揺らす。
そんな雲英に、紅葉も微笑んだ。
怪我をすることもなく、無事に調理できた紅葉。
だが━━━━━
「あれ?もう…10時だ……」
かなりの時間を要したのだった。
「ごめんね、雲英。
お腹すいたよね?」
「いえ!大丈夫ですよ!」
(ヒヤヒヤして、空腹を感じる余裕がなかった)
「いただきます、紅葉様!」
「どうぞ!」
「………うん、美味しいです!」
「ほんと?」
「はい!」
「良かった!」
仲良く食べて、紅葉は片付けに取りかかる。
やっぱり時間を要し、今度は洗濯に取りかかった。
雲英も後をついていく。
「洗剤は、えーと…キャップで計る。ね!」
ノートを見ながら、慎重に行う。
ボタンを押し、洗濯機が回り始めて、掃除に取りかかる。
「あ、紅葉様!」
「ん?」
「お掃除は大丈夫なので、僕の相手をしてください!」
「え?」
「僕のお世話、してくれるんですよね?」
「うん」
「だったら、僕の相手をするのもお世話みたいなものです。
僕とデートしてください!」
「うん、わかった!」
洗濯が終わるまで待ち、二人で干し(雲英が紅葉を説得した)二人は、マンションを出た。
いつものように手を繋ぎ、街をゆっくり歩く。
「雲英、何処行きたい?」
「んー、何処ってのはないんです。
ただ、紅葉様と手を繋いで歩きたいんです」
「雲英…」
「ゆっくり歩いて、目についた店に入って、お腹がすいたら何処かの店に入って食べる。
そうゆうことがしたい……!」
紅葉を見下ろし、微笑む雲英。
「僕達は、こんな“普通”のこととは無縁ですからね。
こんな小さなことが、とても幸せです!」
「そうね!
私も、とっても幸せ!!」
爽やかな風が、雲英の短い髪の毛を揺らす。
そんな雲英に、紅葉も微笑んだ。