イノセント・ラブ・アフェア
結局は、簡単に寝ただけの仲だったんだよね。

運命でもなんでもなくて、ただの行きずり。

そこから始まった、からだだけの関係。

しっかりしろ自分。

もう大人なんだから。

ちょっと、からだを許したくらいで、気持ちまで奪われてるようじゃ、一人前の女なんて言えないじゃん。

気持ちいい感触と、恋愛の感覚の区別もつかないなんて。

二十歳もとっくに過ぎてるのに、そんなの可笑しいよ。

割り切れ、自分。
< 33 / 72 >

この作品をシェア

pagetop