イノセント・ラブ・アフェア
「家まで送るよ。住所は?」
そう言って彼は、タクシーを私のアパートの前まで寄せてくれた。
そして、ぐにゃぐにゃに酔いつぶれた私を、2階の部屋まで連れて行ってくれた。
知らない男の子をなかに上げるのは、まずいよな…。
私はドアを背にして、お礼を言おうとして正面から彼を見た。
まいったな。
めちゃめちゃタイプなんだけど。
ほっそりしていて、髪は長め。
渋めの髭で、大人っぽい印象なのに、
よく見ると、子犬みたいにつぶらな目。
待て待て、自分。
名前も知らない男の子を連れ込むなんて私らしくない。
でも、このまま帰すのも、悪いんじゃないかな。
せっかく送ってもらったんだから、お茶くらい出さないと。
そう言って彼は、タクシーを私のアパートの前まで寄せてくれた。
そして、ぐにゃぐにゃに酔いつぶれた私を、2階の部屋まで連れて行ってくれた。
知らない男の子をなかに上げるのは、まずいよな…。
私はドアを背にして、お礼を言おうとして正面から彼を見た。
まいったな。
めちゃめちゃタイプなんだけど。
ほっそりしていて、髪は長め。
渋めの髭で、大人っぽい印象なのに、
よく見ると、子犬みたいにつぶらな目。
待て待て、自分。
名前も知らない男の子を連れ込むなんて私らしくない。
でも、このまま帰すのも、悪いんじゃないかな。
せっかく送ってもらったんだから、お茶くらい出さないと。