天使くん、その羽は使えません (短)
「ん?」
頭をコテンと倒すと、またため息をつかれた。あ、よく見ると男の子の目が空色だ。キレイ。
「君の命はあと半年だ。俺は、君が死んだ時、君の魂を引き取るためにココに来た」
「魂って、天使が引き取るの?」
「ねぇ、食いつくところソコなの?自分の命の心配を、した方がいいと思うけど」
「うッ……」
そりゃ、聞きたいことはたくさんあるけど。目の前に天使がいるんだよ?色々聞いてみたいじゃん!
「自分の命があと半年って言われてんのに、俺の事ばかり気にしてどうするの?」
「そりゃそうだけど、でも私って前向きだから!それに、自分の余命は、何となく分かってたからね」
「……そう言えば」
――君の命、あと半年だよ
――うん、知ってるよ
「そんな事を言ってたね。なんで自分の余命が分かったの?」
頭をコテンと倒すと、またため息をつかれた。あ、よく見ると男の子の目が空色だ。キレイ。
「君の命はあと半年だ。俺は、君が死んだ時、君の魂を引き取るためにココに来た」
「魂って、天使が引き取るの?」
「ねぇ、食いつくところソコなの?自分の命の心配を、した方がいいと思うけど」
「うッ……」
そりゃ、聞きたいことはたくさんあるけど。目の前に天使がいるんだよ?色々聞いてみたいじゃん!
「自分の命があと半年って言われてんのに、俺の事ばかり気にしてどうするの?」
「そりゃそうだけど、でも私って前向きだから!それに、自分の余命は、何となく分かってたからね」
「……そう言えば」
――君の命、あと半年だよ
――うん、知ってるよ
「そんな事を言ってたね。なんで自分の余命が分かったの?」